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tsubameのイロイロ

おもったこと、きづいたこと、イロイロ

心と温度のイロイロ

今は8月。夏真っ盛りです。福井県も連日30℃、日によっては35℃超えと太陽が全力を出してくれています。
皆さん、熱中症には気をつけ、水分と塩分をこまめに補給しましょう。

で、今日は心と温度のイロイロ。
温度ではなく「心と温度」という題名にしたのは物理的な温度の話ではなく、同じ物事は人それぞれ捉え方が異なると思います、という話をするためです。

ベストセラー本である「嫌われる勇気」(古賀史健、岸見一郎、著)の一部を引用します。
井戸水は夏も冬も常にだいたい18℃くらいで安定しています。夏は冷たく感じ、冬は温かく感じます。感じ方は同じでも井戸水自体は物理的に変化はないです。変化したのは夏か冬か。要するに周囲が変わっただけです、とのことです。

確かに。物事、事象は客観的に変化がない場合が多々あります。それに対して周囲の状況、ここで言う周囲を、私も含めたこれを読んでいる皆さんに置き換えてみましょう。人それぞれの物事、事象に対する感じ方、受け取り方は、その人の元々の考え方やその日の気分、いろんな要因によって変わってきます。

自分が「良い」と思っている物事や提案などを、相手は「そうじゃない」と思うことは、生活の場でも仕事の場でも多々あると思います。客観的にみると変化がないことなのに。
上司にある提案を出したら「これじゃダメだなぁ」と言われ、数日後に見せ方だけ変えた同じ提案を出したら「いいねぇ!」なんてことを経験した方もいらっしゃると思います。

仕事に対する取り組み方だって人それぞれ。熱意が違うことだって当たり前だと思います。あるプロジェクトがあったとしたら、そのプロジェクトのリーダー、入社2年目の若手、リーダーより年上のメンバー、来月定年になるメンバー、などなど。目標を設定してプロジェクトを進めようとしても、そもそもの熱意が違うのだから、メンバー内の温度差があるのが当たり前なのです。

それをまとめあげるのもリーダーの役目なのですが、「温度差があって当たり前だよな」と思いながらリーダーを務めた方が気が楽です。何せメンバー内に、真冬の凍える中で水を飲まされている人もいれば、真夏の暑い中で水を飲んでいる人もいるのです。
自分から水を飲んでくれる人もいるし、嫌々飲まされている人もいるのです。

私はこれに気づけず、最終的に倒れました。皆さんは同じことを経験しないよう、これをお読みになって、少しでも心を安らかに過ごしていただければ幸いです。