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tsubameのイロイロ

おもったこと、きづいたこと、イロイロ

ジャパネットのテレビショッピングから学ぶプレゼンテーション

今日はイロイロから離れて一本勝負で行きます。

皆さんはテレビショッピング、見ますか?
BSやCSでは専門チャンネルがあったり、地上波でも土日にスペシャル番組を放映していたりします。
私はテレビショッピングが好きです。特にジャパネットのテレビショッピングが好きです。何か買いたいから好き、というわけではなく、番組を見て買うことはまずありません。申し訳ない。ジャパネットさん。

ジャパネットのテレビショッピングを見ている理由。それは「プレゼンテーションの勉強をするため」です。
何それ?って思った方がいらっしゃるかもしれませんし、知っている方は知っていると思います。ジャパネットのテレビショッピング、それはプレゼンテーションのお手本が詰まっています。見ているだけでも勉強になりますし、実践すればその効果が分かると思います。

テレビショッピングの目的。それは当たり前のことなのですが「商品を売ること」です。慈善事業ではないので。
さらにこれは個人的見解ですが、その商品はどちらかといえば「競合製品もあるが、その競合製品と比べて、ちょっと在庫が多そう」なものだと思っています。
もちろんベストな製品もあると思います。でも、それらはジャパネットが売らなくても売れるはずです。それを『わざわざ』ジャパネットが値引きして売る(というかメーカーがジャパネットに値引きして卸す、のかな)ということは、それなりの理由があるはずです。その理由を考えると…「(メーカーが思っているほど)売れない」…。それをジャパネットの力で売るのです。ジャパネット側は売るための努力が必要です。

前置きが長くなりましたが、ジャパネットのプレゼンテーションの高さを考察してみました。

1.生放送
 番組は生放送であることが多いです。ということは皆さんのプレゼンテーションと同じく、相手の前で(カメラ越しですが)話すということです。流ちょうに話すためには日々の練習・訓練が必要だと考えます。日々の鍛錬があの番組を形成しているのでしょう。

2.時間の制約
 『1』と同じことなのですが、番組は時間が決まっています。限られた時間で最大限のプレゼンテーションを行い、買ってもらうよう相手に伝える。
時間って、結構見落としがちです。自分の報告時間を気にする人はいますが、実際には質疑応答がありますので、報告と質疑応答の時間を足し算して、さらに余裕を持つためにその80%くらいの時間を総報告時間とすると良いと思います。
ジャパネットの番組は質疑はないですが、商品説明の後で特別サービスと購入方法の説明が必要です。全てを考慮して時間配分しています。
タイムキーパーがいるのかもしれませんが、皆さんのプレゼンテーションのときは、自分でタイムキーパーを兼任する必要があると思いますので、時間を気にしながら話しましょう。
イメトレでもよいのでどのスライドにどれくらい時間を費やすか、考えておくのも良いと思います。

3.資料
 先日の「プレゼンテーションのイロイロ」でも書いたのですが、ディスプレイで書いたスライドとプロジェクタで投影したスライドは、見た目が異なる(ように感じる)ことがあります。

【こちらも是非お読みください!】
「プレゼンテーションのイロイロ」
https://tsubame-chem8.hatenablog.jp/entry/2020/08/30/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%AD

また、スライドを作るのは自分ですが、スライドを見るのは相手です。相手が何を気にして見るか、によって同じスライドでも視点・視座が異なります。そのため、相手が何を気にしているか、を気にしたほうが良いです。
その点ではジャパネットの番組は秀逸です。視聴者(のちに購入者にしたい)は何を気にしているのか。今の時代に人は何を欲しているのか。それを見定めて資料作り、番組作りをしているように見受けられます。
文字のフォントは見応えがあります。注目してほしい文字、そこまで注目が不要だと思われる文字、それぞれに適したフォントを使用しています。

と、まぁ3点述べましたが、それ以外にもプレゼンテーションのお手本になる部分はあります。話し方の強弱とか抑揚とか。商品説明の方法も文章と同じく序論・本論・結論でいくか、最初から結論・説明・結論といくか、など。

プレゼンテーションの勉強のために本やWebを読んでもいいと思います。その中にジャパネット番組を見る、を加えることをおすすめします。何せテレビ見るだけなら無料ですから。

ただ、その結果として商品を買うかどうか、は皆さんのご判断ですので。ご承知おきを。