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tsubameのイロイロ

おもったこと、きづいたこと、イロイロ

需要と供給のイロイロ

自由主義経済を取り入れている限り、需要と供給によってモノやサービスの値段は決定します。
と、突然堅苦しい文章から始まってしまいましたが、事実なので1行目に定義しておきました。

ここ最近ではPS5。欲しい人がたくさんいるけど(需要多)、供給量は少ない(供給少)。そうすると定価に対してモノの値段が上がります。ネットオークションでは高値で売買されているようで。大体3倍が相場みたいですね。
もちろんこれは供給量が増えれば落ち着くのですが、「今欲しい」には対応できないので、今買うためには運よく当選して購入するか、ネットオークションで買うか、の選択になります。ネットでもSold Outになっているようですが。

一時期はNintendo Switchも同じ現象でしたね。市中に出回っていないのでネットでは高値でした。我が家では運よく子ども2人にSwitchを買っていたので家庭内暴動は避けられましたが。

逆の場合もあります。投げ売りってやつです。コロナウイルスの影響で2,3月頃からマスクや除菌関係、主にエタノールが全く手に入らなかったですよね。どこに行っても棚に物がない。これが現実なんだなぁ、って、空の棚の前で呆然としていたことを覚えています。
それから数か月。中国の工場が稼働を始めて、日本にもたくさんの紙マスクが供給されるようになりました。それと同時期に各社が洗えるマスクを生産し始めたので、今のところはマスクの供給不安はなさそうです。これからのコロナウイルスの感染者数にもよりますが。

そのマスク、なんですが、我が家の近くのスーパーではその紙マスク供給不測時に納入されて販売していたんです。50枚で「3,480円」。流石に値段設定が適正じゃないでしょ、とは思ったのですが、確かにその当時はいろんな業種の小売店が紙マスクを販売していて、そのスーパーでも何らかの購入ルートを確保したんでしょうね。それにしてもAmazonで買うより高い値段設定って…。当然売れず。数か月棚に陳列されたままでした。

その後、市中に紙マスクが出回り始めて、「紙マスクバブル崩壊」とか報道されていた時期も、そのスーパーは頑なに3,480円を貫いていました。まぁ、納入原価が高かったんでしょう。原価割れを避けたかった、という気持ちはわかるのですが、もはや50枚で3,480円は需給において適正価格とは言えず。早いうちに値下げすればいいのに、と思いながら寂しく陳列されているマスクの箱を見ていました。

数日前、妻からLineで連絡が。「スーパーのマスク、500円になってる。みんなこぞって買っている」とのこと。とりあえず1箱買ってもらいましたが、次の日にスーパーに行ってみると、もう完売したとのこと。3,480円から500円…。約85%Off…。何やら年末商戦の前に棚を空けたかった、とのこと。早いうちに1,500円くらいで売っておけば…。商売って大変だなぁ、とつくづく実感しました。

適正価格が供給側、需要側にとっての最適解だと思っています。変な値段になっている場合には注意ですね。特に高い場合は。冷静になって待つ、考えることが大事だと、あの紙マスクを見て勉強させてもらいました。