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tsubameのイロイロ

おもったこと、きづいたこと、イロイロ

会社員は出世しなければならないのか。

会社員になって15年が経過しました。その間にいろいろな仕事を任されて、それなりに実績・成果をあげてきました。
私は一つの仕事をずっと任された方ではなく、複数の異なる仕事を時には専属して、時には並行して行ってきました。

  • 研究開発
  • 装置管理
  • 安全衛生
  • 後輩の指導
  • 環境対策(ISO14001
  • ソフトウェア開発
  • 製造ライン業務

などなど

良い言い方をすれば何でもできます。悪い言い方をすれば器用貧乏。自分では一つ一つの業務を深く掘り下げて、ある程度は技術・能力を身につけているつもりです。

仕事を任され、結果を出すと、自ずと会社からの評価が上がっていきます。評価が上がるということは社内基準のランクが上がります。会社で仕事をしている人はとても共感してくれると思いますが、仕事への取り組み方はさまざまだと思います。さまざまなのですが、大別して2通りにぶった切ってみます。

  1. 出世したいから仕事をする。成果をあげようと頑張る、みたいな。
  2. 好奇心から、好きだから仕事する。その結果、成果があがり、出世は後からついてくる、みたいな。

私の仕事人生を、たった15年ですが振り返ってみると、どの仕事も楽しかったです。もちろん苦しいこともたくさんあり、心身を病むまでに至りましたが、自分の仕事人生に悔いは今のところありません。
ありがたいことに会社から評価してもらい、給料・年収も上昇しています。でも、だからといって出世したいか、と聞かれると、それは少し違うなぁ、と感じ始めています。

出世する、ということをこのブログで定義づけると「役職が付く」とします。係長や課長、といったものです。
そういうものになりたいから仕事をしていたのか、と聞かれると「違う」と言わざるを得ません。それぞれの仕事が楽しかったし、部門のみんなにとって便利になったり、部門が成長していくことに寄与できることが楽しくて仕事していた、というのが本音です。

入社16年目、40歳を前にして精神が病んで5か月休職しました。そこで走り続けていた仕事人生で一旦立ち止まる機会を得ることができました。これも大事な時間だと非常に感謝しています。そこでふと考えたのがこの表題です。

「会社員は出世しなければならないのか?」

走り続けて気が付いたら能力がついて、それで結果的に出世するのか?本当にそれでいいのか?人それぞれ考え方が違うと思いますし、答えも人それぞれだと思います。私も何が答えか分からず、答えを見つける必要があるのかすらも分かりません。走り続けた仕事人生で立ち止まったからこそ見えた課題なのかもしれません。

何が答えか分かりませんが、どのように選択しても自分で選んだ道であれば悔いはなく。今まで通りにその瞬間瞬間を楽しめればいいのか、と思います。