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tsubameのイロイロ

おもったこと、きづいたこと、イロイロ

私の受験理論 その1(勉強時間)

年末年始の休みに入りました、と言ってもこれを書いているのは12/20。一週間前なのでまだ休み前ですが、時間があったので書き貯め。
序論は昨日のブログを参照願います。

「私の受験理論」という題名で書いていこうと思います。初回であるその1は「勉強時間」について。

よく聞かれることがあります。
「効率よく勉強したいのですが、どうすればよいですか?」
効率。さまざまな本でもこの言葉に難色を示していますが、今一度この言葉の定義を確認しましょう。いつもの新明解国語辞典

【効率】
その事をするのに消費した労力や時間から見た、成果の程度。

元々は工業用語です。入力したエネルギーに対する仕事量。どれほど無駄がなく機械が動作するか。それが効率です。
効率よく勉強したい、という気持ちはわかります。勉強しても報われない、点数が上がらないと効率が悪そうに見えますし、やる気も減退していきます。

効率よく、という言葉について、定義を振り返ってみましょう。
「消費した労力や時間」と書いてあります。「労力」に報われるような点数が取れないから「効率が悪い」と思っている方が多いです。でも定義には「時間」も含まれています。ここです、大事なところは。

先ほどの質問に対して質問で返すことが多々あります。
「あなたはどれくらい勉強時間を取り、集中して勉強しましたか」と。
大体の方、ここでの対象は高校受験、大学受験、資格試験の勉強をしている方とします。合格に見合った時間、勉強していますか、と問いたい。
聞き取りをすると想定以上に勉強していません。そりゃ落ちるわな、と思うくらい勉強していません。「効率よく」勉強する前に、まず勉強しましょう。勉強時間を確保し、必ず勉強しましょう。受験理論その1として挙げた理由は、受験勉強の基本である「勉強時間」が足りていないことを知ってほしいからです。

勉強時間を確保する、もしくは宣言する際に「1日○時間以上勉強する」と設定する方がいます。私はお勧めしません。
理由は

  1. 毎日が同じ生活ではない。いろんなことが起こる。
  2. 目標未達の日が続くとガッカリする。
  3. 結局計画倒れになる。
  4. 勉強しなくなる。

という悪循環が目に見えるからです。勉強時間を確保、設定する場合は「1週間で○○時間以上勉強する」をお勧めします。1週間・7日間であれば、計画を柔軟に立てることができます。平日に多めに勉強して休日をゆっくり過ごすこともできますし、逆に平日は忙しいから少なめにして、その分週末を多めに勉強するような調整も可能です。
何か想定外の出来事が生じてその日に勉強できなくても他の曜日に勉強すれば挽回かのうですから挫折する可能性が下がります。

大学受験をする方への例ですが、勉強をあまりしていない方は一週間に20時間くらいから始めればいいかと思います。平日は2時間。土日は5時間。これで20時間は達成できます。
これを1か月続けられれば次の1か月は一週間に25時間(平日:2.5時間、土日:6時間くらい)、さらに次は30時間(平日:3時間、土日7時間くらい)と負荷を徐々に上げられると思います。
土日の7時間って多すぎ、と思う方も多いと思いますが、これも分割すれば案外達成できます。午前2時間、13時から18時までに3時間、19時から寝る前までに2時間勉強すれば7時間達成です。午前の時間を多く取り、午後や夜の自由時間を増やしてもいいと思います。

大事なことは

  1. 今までどれくらい勉強時間を取っていたか見直す。
  2. 1日単位ではなく1週間単位、といった実現可能な勉強時間を設定する。
  3. たくさんの時間をいっぺんに勉強に充てず、分割する。休憩時間や楽しむ時間を設定する。

これらを身につけると自然と勉強時間を確保できます。
勉強時間を確保したところで、次回は「何を勉強したらよいのだろう」を考えてみましょう。