http://blog.hatena.ne.jp/hatenasupport/tsubame-chem8.hatenablog.jp/subscribe

tsubameのイロイロ

おもったこと、きづいたこと、イロイロ

私の受験理論 その8(落ちこぼれる)

これまでの「私の受験理論」のブログの前提は「今現在、授業の内容についていけて、さらに高みを目指す場合」でした。でも現実はそういう方ばかりではありません。いろいろな時期に授業についていけない、苦手な分野が続く、などの壁が現れます。その結果、その教科が嫌いになったり、勉強しなくなったりして、最終的には一般的に言う「落ちこぼれ」ていく状態になります。

でも、ちょっと待ってください。「落ちこぼれ」た状態でいるか、それとも挽回するか、は貴方自身にかかっています。周囲は助けてくれることでしょうが、最終的に決め、努力するのは自分自身です。落ちこぼれたことを他人のせいにするのはこの瞬間に止めましょう。自分の課題です。
では、授業についていけなくなった場合はどうするか、私なりに考えてみました。

私の答えは「無理についていかなくていい。ただしノートはきちんと取ること。」

これはその授業の時間のみの答えです。後で述べますが、ノートをきちんと取るには理由があります。
落ちこぼれた場合の対応を考えます。皆さんはどの瞬間、どのあたりから授業についていけなくなりましたか?小学校高学年ですか?中学1年生ですか?高校に入学してからですか?まずは「どの地点で授業についていけなくなったか」を把握しましょう。現状把握は大事です。ぼんやりと「何となく勉強できなくなった」という状態は止めましょう。対策が打てなくなります。

どの地点で授業についていけなくなったか分かったら、その時期まで戻りましょう。戻ることは恥ずかしいことではありません。例えば中学生が小学校の教科書を読み直すことは、基本に戻る良い機会です。その機会を自分で作りましょう。
この「戻る」行為はとても有意義です。

  • 自分自身が成長しているので、当時は分からなかったけど、分かる可能性が高くなっている。
  • 自分の学年の教科書より優しく書いてあるはずなので理解しやすい。
  • 理解できることで自信に結びつく。

これは勉強に限りません。私の息子の例ですが、小学校中学年まで自転車に乗れませんでした。でも高学年になってからすぐに自転車に乗れるようになりました。また、短距離も昔は遅かったのですが、高学年以降はとても速くなり、市の大会に出るくらいの速さになってしまいました。

練習もほとんどしていませんでした。では何が起きたのか。いや、何も起きていないんです。ただ、彼は身体が成長して体力・筋力が付き、身長が伸びたのです。
当時は出来なかったことが時間とともに出来る状態になり、再挑戦してみたらあっさりできてしまった。それどころか出来なかったことが出来て楽しくなり、楽しさが自信となり能力が向上する、という正のスパイラルにうまくはまったのです。

高校生が小学生の教科書を読んでもいいんです。多分すぐに理解できる状態になっているでしょう。それであればスイスイ進めて中学校3年間の教科書を読み直し、最後に自分の学年の教科書までたどり着く。その時に使えるのが文章の最初のあたりに書いた「授業のノート」です。
復習をしている間は授業についていけないので理解できないのは仕方ありません。ただ、ノートを取らないでおくと、その期間の授業内容を理解するツールが減ってしまいます。そのため、授業のノートはきちんと取っておきましょう。そして復習が終了した時に、周囲との差がつかないようにノートを読み返しましょう。

私も資格試験勉強中です。分からないことだらけで辛いこともたくさんあります。その時にテキストの初期の文章を読み返したり、ウェブで工業高校の電気・電子の授業内容を調べたりします。

人生はずっと勉強です。高校・大学受験が終わっても、生きている限り勉強にゴールはなく、学ぶことだらけです。
だからこそ、いつでもやり直すことができるのです。落ちこぼれることなんて、ないです。いつからでも復習すればいいんです。

やっと「その8」まで書けました。9連休の最後、「その9」に何を書くか、考えておきます。