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tsubameのイロイロ

おもったこと、きづいたこと、イロイロ

私の受験理論 その9(受験はドラマ)

「私の受験理論」も最終回。題名は「受験はドラマ」。最初は「受験は楽しい」にしようと思ったのですが、文章構成を考えていくうちに、受験そのものだけではなく、その後の人生も踏まえた私の人生観に基づく「受験とは何か?」を書こうと思い、「受験はドラマ」という題にしました。

受験は全員合格しないことが多々あります。大体の試験は全員合格しません。不合格者もいます。
学校の受験について述べると、一般的に学力の高い学校、偏差値の高い学校を目指します。音大、藝大、専門性の高い学部・学科等については勉強の偏差値とは関係なく、その人の進学したい学校に合格すべく、努力します。今回は一般的な方々を例とします。

自分を高めること、そして学力の高い学校に入るという目的を持つことは良いことだと私は思います。ただし、合格でも不合格でも私はこのように考えます。

「学力の高い学校に入り、卒業することは、選択肢の幅を広げ、成功する『可能性が高くなるだけ』」

大事な言葉は「可能性が高くなるだけ」、ということです。確率の問題です。成功する確率は上がると思います。ただし確率なので選択肢が広がっても、その人がしたいことができるかどうかは分かりませんし、成功するかどうかも分かりません。単に確率が上がるだけなので、あとはその後のその人の頑張りとか運とか勉強以外の才能とか、そういうことで社会を生きていくことになります。勉強が全て、というのは大学入試までです。その後は頑張っても報われないことは多々あります。多くの大人が経験している事実です。

また、結果と過程について論じる人もたくさんいます。「結果が全て」とか「過程も大事」とか、いろんな言葉が飛び交っています。正解は無いと思います。人それぞれですから。私の考えは、

「結果 対 過程 = 6 対 4」

結果の方が大事ですね。資格について言えば弁護士資格試験とか公認会計士試験は合格しないとその職業に就けませんし。他にも資格を持っていないと就けない仕事はいくつもあります。それらは合格しないとなりません。結果が全て。
とは言っても過程も重要。長時間・長期間勉強することで忍耐強くなったり精神が鍛えられたりしますし、知識では勉強することで未知だったことを知ることができます。自分の専門外の分野の勉強をすることで、将来の選択肢が増える可能性も高くなります。
「結果」という目に見えるものでなく、「知識」という目に見えないものを手に入れることで、自分の価値を高められると私は考えます。
これらを論じるためには、日々勉強することが大事だと考えますし、結局みんな何かしらの形で日々学んでいます。学んでいないということは自らの成長を自らの手で止めていることに他なりません。

受験は結果が大事。でも受験なんて所詮人生の一部。でも、でも、人生はドラマなのだから、そのドラマの一部である受験もドラマ。
強引に三段論法で仕立て上げましたが、受験はドラマです。主人公は本人。舞台に立つかどうかを決めるのも本人。舞台に立つ以上、努力を積み重ねる。そして舞台に立ち、それまで積み重ねてきたものを出し切る。結果がどうなるかなんて、誰も分からない。人生は台本無きドラマなのだから。

9連休だから「その9」まで書き切ろうと思って書き始めましたが、同じテーマで9本書くのは大変でした。途中で「9本書かなくて、7本くらいで終わらせるか」とも思いましたが、せっかくの9連休なので初志貫徹。1日1本、9連休で9本仕上げました。

と、これを書いているのは2020年12月31日。大晦日。9連休を無事に締められそうだ、目標を達成できた、と満足して年を越せます。
年明けからはいつも通り、思ったこと、気づいたことを徒然と。苦しまない程度に短文書いたり長文書いたりしてブログを楽しもうと思います。