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tsubameのイロイロ

おもったこと、きづいたこと、イロイロ

課題を挙げてみました。

お題「北陸新幹線敦賀延伸で起こりそうなこと」

ブログで「tsubameのイロイロ」というエッセイを書いているtsubameと申します。

URL:https://tsubame-chem8.hatenablog.jp/

ご覧いただければ幸いです。

載せてありましたことについて述べさせていただきます。私は4年前に新潟県上越市から福井県越前市に引っ越しました。
上越市には11年住んでおり、その際は北陸新幹線の建設が少しずつ進んでいた時期でした。
北陸新幹線ができるまで、この場所で暮らしているのかなぁ」なんて話を妻としていたのですが、年月ってすごいですね。ちゃんと流れるんですよ。そしてできてしまったのです。北陸新幹線。そりゃもう驚きですよね。「新幹線、できちゃったよ」って。
で、上越市に新幹線ができて、その時の出来事を述べると…。

1.特急が廃止されるので不便
 昔の新幹線整備の際の法律から変更となったためだと思いますが、JRは新設の新幹線が整備されたら、並行在来線は廃止してよいことになりました。そのため、並行在来線はJR管轄ではなくなります。第三セクターになります。これは非常に不便。特急はなくなるし、新幹線と第三セクターの電車のダイヤがバラバラなので接続が悪いことがあるし。いいことありません。
2.恩恵を受ける人と受けない人がいる
 これは仕方ないのですが…。『1』と同じですが、これまで特急が停車していたところに特急が停車しない。さらに特急と新幹線の停車駅が異なる場合は、自宅→第三セクター駅→新幹線停車駅→新幹線乗車、となります。そのため「東京まで何分に短縮!」とか「大阪まで何分に短縮!」とか書かれていますが、「自宅からは移動時間が延びたよ」という人が続出します。
3.新幹線停車駅以外の地域が残念な状態に
 これは地域(自治体)の頑張り次第でどうにかなることがありますが、新幹線が停車しない自治体は電車としてはすっ飛ばされます。
新幹線停車駅の自治体と連携すればよいですが(上越妙高駅上越市妙高市柏崎市などなどが連携して観光集客に力を入れてました)、大体隣町っていうのは仲がよろしくない。それは隣国同士の仲がよろしくない、ということと一緒だとおもいますが。すっ飛ばされた自治体は戦々恐々です。アクセスが悪くなるため。
4.新駅ができると周囲が空き地
 新駅ができる場合、最初は「ここに大型商業施設を建てる」とか「マンション・ホテルを建てる」と首長はいうのですが、結局なんやかんやで頓挫。その結果開業当初は広大な空き地ができます。駐車場やマンション・ホテル、その他施設ができるのは、開業後ざっと5年くらいかかると思った方がよいかと。経済評論家ではありませんが、実体験から。

以上の経験から、我が家近辺のことを述べると以下の通りに。
1.まぁ、福井県は通過駅でしょう。恐竜博物館とか、東尋坊とか、永平寺とか、若狭湾とか、魅力を大阪・名古屋・東京に発信しないと。まだ発信数が足りません。
2.恩恵を受ける地域と受けない地域の差が激しい。鯖江は戦々恐々。
3.今のJR路線が第三セクターになるため賃金値上げの可能性があるが、福井嶺北は福鉄とえちぜん鉄道があるので、そちらの方に客が流れる可能性がある。
4.敦賀が新幹線終着駅になるが、そこから大阪・京都・名古屋・(米原)にはどうやっていくのか?接続が悪いとむしろ福井県民にとってのメリットがない。
5.とにかくさっさと東海道新幹線と接続させること。

こんなところでしょうか。主観で書いておりますので、ご批判はたくさんあると思います。しかもめっちゃローカルネタだし。
まぁ、日本の一地方でこんな議論しているんだなぁ、くらいにお読みいただければ幸いです。
個人的には金沢からの特急は名古屋行の「しらさぎ」と大阪行の「サンダーバード」があるので、福井は便利な地域だと思っていました。それもあと数年で終了です。メリットが一つ減ったなぁ、と思っています。