私の受験理論 その6(点数の比率)
次回は国公立大学の方向け、と前回書きましたが、一部の私立大学でも国公立大学と同じ制度を設けているようですので、私立・国公立問わず参考になるかと思います。お題は「点数の比率」。大学入学共通テストの重要性と「二次試験の勉強ばかりやっててどうする?」という私が高校時代から不思議に思っている謎をぶった切ります。
受験理論と言っても個人の情報では限界があるのでプロの情報を拝借します。
河合塾のWebを引用します。
共通テストと2次試験で決まる国公立大学入試 | 大学入試の基礎知識 | 河合塾 Kei-Net
大学受験に重要な情報がたくさん載っていますが、この中で今回伝えたいことは引用Webの「2次試験科目は日程によって傾向が異なる」の項目です。
点数配分の傾向としては以下の通りです。
他にも情報がないかな、と思ってネットをあさっていたのですが、上手く説明できる情報がなく。各塾等が発行している辞書みたいな大学情報誌には各大学の点数の比率が載っていますので、それを参照してください。
例として今回は東北大学の配点比率を載せました。
大体共通テスト対二次試験比率は1:2。旧帝大ですからこんなところでしょうか。とはいっても、二次試験の方は科目数が少ないし、そもそも難しい。1:2とは言ってもこの「2」の部分のどれだけの点数を取ればよいか。大体6割取れれば合格ライン、と仮定すると、「2」の6割なので1.2くらいとればよい。
それに対して共通テスト。これは誰もが受験する試験なので問題の難易度はそれほど高くなく。悪問も少ないし。8割正解を狙いにいくと比率としては「1」の8割なので0.8。これで全体の2/3。合格ラインかなぁ、くらいです。共通テストで8割正解する学力があれば、基礎学力は身についているので、自ずと二次試験の正解率も東北大学の問題であれば6割以上は取れると思います。
旧帝大でさえこんな感じです。共通テストの重要性が少しでも分かってもらえれば嬉しいです。
一旦まとめるとこんな感じ。
- 受験する大学の共通テストと二次試験の点数比率・配分を把握しよう。
- 共通テストの方が二次試験よりも点数は取りやすい。差も付きにくいかもしれないけど、基礎学力がつくので二次試験の勉強をするより先に共通テストの勉強をしよう。
- 共通テストの方がと二次試験より重みが大きい場合は、とにかく共通テストの勉強をしよう。
同じことを何度も言いますが、
- 基本は教科書。
- 参考書で確認しつつ問題集で練習を重ねる。
- 難しい問題を闇雲に解くより共通テストレベルの問題を解く。
もうこれだけで大体の大学は合格すると考えます。それ以上の難易度の大学については最後の方で述べます。
次回は…、受験勉強ばかり書いていたので定期テストのことでも書きます。