http://blog.hatena.ne.jp/hatenasupport/tsubame-chem8.hatenablog.jp/subscribe

tsubameのイロイロ

おもったこと、きづいたこと、イロイロ

ツッコミのイロイロ

お笑いがブームから通常の生活に溶け込んで早幾年。現在は「第七世代」という言葉が流行となっています。ネットワークが日常に不可欠なツールとなり、誰もが「受信側」から「発信側」となれる時代になった今、プロとアマの垣根は今までよりさらにあいまいなものとなっているように感じます。
Youtubeから始まってテレビに出るようになり、テレビ側もそのブームに乗っかる。テレビ制作側としては楽ですよね。発掘するのではなくすでに「仕上がっている」人を連れてくるだけなのですから。それを繰り返していると飽きが生じてくる。テレビ制作側は次の駒を探しに行く。ただそれだけ。賞味期限が過ぎたら廃棄して次の鮮度の良い「アマチュア」を「プロ」扱いしてテレビに出すわけです。

話題が逸れたので戻します。
私はお笑いが好きです。愛しています。特に漫才。言葉のみで勝負する世界。華やかなようで厳しい世界。愛しているからこそ厳しく見ています。ネタ、間、動き、流れ、などなど。その中で気にするのは「ツッコミ」。まずはツッコミとは何か、新明解国語辞典さんより引用してみましょう。(このブログのために新明解国語辞典第七版を買いました。いつ読んでも面白い辞典です。)

【つっこみ】
(意味の四番目)[漫才などの話芸で、「ぼけ」役に対して]次から次へと話題を展開したり、相手の発言を攻めたりする側の役。

ツッコミ役は忙しいですね。ボケの一言に対して「発言を攻め」たり、「次から次へと話題を展開し」たりと。ツッコミなくして漫才なし。ボケっぱなしじゃ話が活きない訳です。ツッコミあってのボケ。そしてツッコミやすくするために絶妙なボケが、これまた大事。このバランスが漫才の「腕」。

さらに話を展開して、身近なところに進めてみましょう。日々の生活のストレスを低減させるために、「ツッコミ」を提唱します。
例1:自動車の運転
 自動車を運転していて、突然小路から車が出てくること、ありますよね。そんなときって大体「何やってんだよ」「周囲を見回してから出てこいよ」などの怒りがわいてくると思います。もちろん怒り自体が悪いわけではないけど、これだとストレスが溜まり、さらにストレスが積み重なります。
 だったら出てきた車側をボケ役にしてしまいましょう。ツッコミ役の私たちは「どっから出てんねん」「そこからか~い」などと思うとストレスが低減できて怒りが飛ぶかもしれません。
例2:上司・取引先からの叱り
 仕事をしていて叱られることは日常茶飯事。嫌ですよね。私は本当に嫌です。叱られたくない。でも仕事をしている限り、叱られることから逃れられません。それだったらどうにかツッコミに転換できないか考えましょう。「納期遅延はお前が理不尽な納期設定したせいやないか~い」とか「叱るくらいならアドバイスせ~い」とか。

ツッコミのよいところは「ボケ」「ツッコミ」が対等であること。だからツッコんでいる間って、上下関係を気にしなくていいんですよね。対等な人間同士の会話ができる。でも現実に声に出せないのであれば、心の中で思ったり、一人になったときに声に出せば、少しは心が落ち着くかもしれません。