祝日のイロイロ
日本の祝日、多すぎ。
外国と比べても多すぎです。
【祝日数】
日本:17日
アメリカ:10日
韓国:10日
フランス:7日
イタリア:7日
たくさん休める、と思うでしょうけど、これが有給休暇を取れない理由だと思います。そして製造業を含めた技術大国日本を弱体化させた理由の一つなのでは、とも思っています。
他国はロングバージョンを取ったり、クリスマス休暇を取ったりしていますが、日本だってお盆・年末年始は休んでいます。
有給休暇日数と祝日数を足し合わせたら、おそらく日本の一般サラリーマンは他国と同等、もしくはもっと休んでいることになります。
そもそも何で休みまで国に指定されなければならないのか。私はそれがとても嫌です。海の日、山の日、あたりは言葉になりません。
祝日といっても遡るとイロイロなものがあります。これについてはコラムニストの堀井憲一郎さんの本に書かれていますので、それをご覧いただければと思います。この本はその他にもいろんなどーでもいいことを真面目に調べています。世の中はどーでもいいことで出来ている、と思っているので、納得行くことがたくさんあります。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784163760001
祝日は大きく分けると「天皇家の行事」と「その他」に大別できます。
「天皇家の行事」は春分の日や秋分の日、勤労感謝の日などです。明治時代には異なる名称だった祝日もあります。新嘗祭などがそれに当たります。
これらは日にちが決まっていますので、休みをずらすことができません。これについては祝日として残してもいい、というか、残さないとイロイロとあるので…。ここでは議論しません。
問題はその他のどーでもいい祝日。これは日にちをずらせます。だから法律によって月曜日にずらせたのですね。本当にひどい。
土日が休みの場合、祝日をまともに休むと、日本人って1年のうちの1ヶ月はまるまる休んでいるんです。
そりゃ技術力、落ちるわ。